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2011年8月10日水曜日

鷲田総長最終講義@大阪大学

8月4日、大阪大学豊中キャンパスに行ってきました。
哲学者・鷲田先生の、最終講義。

いやいやいやいや・・・・よかったです。素晴らしかった!

お人柄がにじみでる語り口で、すごく深いことをおっしゃっているのでしょうが、楽しくほんわかした気持ちで、聞かせていただきました。後半は、うるうるっと・・・

ガリガリの哲学の仕事、ファッション論などの斬新な切り口、ケア論、そして大阪大学総長という政治的手腕を必要とする仕事、これらを一人の人間がやっているという、整合性みたいなものが、よくわからなかったんですが、なんだか腑に落ちました。
全部、つながっていたんだなあ、と。

「それがなければ生きていけないものについて、突き詰めて考えるのが哲学」

この問いのたてかたに沿いつつ、既存の哲学に挑戦する姿勢で、ファッションであったり顔であったり、聴くことであったり、待つことをテーマに選んでいった、というくだりに、感動しました。
何と気の長い、静かで知的な挑戦でしょう。

いつも、ぎゃーぎゃー感情的にわめいてしまうわたしは、感動とともに、深く反省いたしました。
でも、鷲田先生と比べてもねえ・・・
何せ、日本の知性ですから。

以前よりスマートになられたのに、いつでも、身体にそった粋なスーツをお召しなのも、素敵です。
この、おしゃれな日本の知性の奥様って、どんな大和撫子なんでしょうか。
知ってる方がいらしたら、教えてください。

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